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Notion上でマインドマップを作成する方法を全部調べてみた!

2024-05-31
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CONTENTS

  • マインドマップとは?
  • もっとも簡単な方法は埋め込み
  • マーメイド記法は上級者向けだけど管理が楽
  • まとめ

2016年にリリースされ、ドキュメント管理ツール・タスク管理ツール・プロジェクト管理ツールとして多くの企業に導入されているNotion。勤務先や個人のプロジェクトなどで愛用している方も多いのではないでしょうか。

Notionは非常に多くの機能を有しながらも、そのシンプルなユーザーインターフェースが魅力的です。本記事では、その数ある機能の中でも、「マインドマップ」をNotionのページ上で可視化するための方法をいくつかご紹介します。

マインドマップとは?

マインドマップとは、情報を視覚的に整理し、関連付けるための図式です。

中心にある主要なアイデアから枝分かれする形でキーワードや概念を配置していきます。この手法は、ブレインストーミング、メモ取り、プロジェクト計画、学習、思考の整理など様々な場面で活用されます。色や図形、線を使うことで、情報の関連性や優先順位を直感的に理解しやすくなります。

マインドマップを作成することで、アイデアを効率的に生成・整理し、複雑な情報をシンプルに表現することが可能になります。

もっとも簡単な方法は埋め込み

Notionのページ内にマインドマップを作成する最も簡単な方法は、外部のサービスを埋め込む形で表現することです。

Notionにはすでに「埋め込み(Embed)」という機能があるため、それを活用するだけです。以下では、Notionに埋め込みできる無料で使える外部のマインドマップ作成サービスをご紹介します。

Miro

Miroはこのブログでも紹介したことがありますが、世界で人気のオンラインホワイトボードツールです。

マインドマップだけでなく、あらゆるイメージの可視化に特化したツールになっています。

FigJam

FigJamはデザインツールの「Figma」が提供するコラボレーションツールです。

筆者はFigJamをメインで利用しているのですが、簡単に見やすいデザインでイメージの可視化ができるため、個人的なオススメはFigJamです。

Whimsical

WhimsicalもMiro、FigJam同様、イメージの可視化に特化したコラボレーションツールです。

強いて違う点を挙げるとするならば、Whimsicalにはドキュメント作成機能があることで、それ単体で、ドキュメントの中にマインドマップなどのイメージを挿入することができます。

上記のツールは基本的に機能は重複しており、どのツールを選択しても失敗するということはないため、まずは気になったツールでログインして操作感を試してみましょう。

マーメイド記法は上級者向けだけど管理が楽

上記のような外部のツールを比較検討するのがめんどくさい、外部に情報を持つのがめんどくさいという方には「マーメイド記法」でマインドマップを作成するというアプローチがオススメです。

マーメイドはプログラミングとまではいかないものの、特殊な書き方をすることによって、Notionがそれを解析してくれ、マインドマップをはじめとしたチャートとして表現してくれます。

マーメイド記法の書き方(導入だけ)

以下では、マーメイド記法の書き方に関して触りだけご紹介します。これくらいの難易度なんだ、ということだけご理解いただければと思います。

以下では、「快適な睡眠」というテーマをもとに要素を分解するマインドマップを作成してみました。

/mermaid と入力するとマーメイドの入力エリアが作成されるので、その中に記述していきましょう。一行目に「mindmap」と記述し、その下に要素を構造的に記述していきます。より下位の要素はインデントをつけることで上位要素に紐づけることができます。

これはプレビューモードなので、上部のテキストは非表示にすることができます。

これがもっとも簡単なマーメイド記法によるマインドマップの書き方なのですが、やり方次第では、システム開発に必要なシーケンス図や状態遷移図、ER図なども表現できます。

マーメイド記法のメリット

マーメイド記法のメリットは、慣れればMiroやFigJamといったツールよりも高速にマインドマップを作成できるという点です。

一般的なコラボレーションツールでは、マインドマップを拡張するために、まず四角いオブジェクトを作成して、その中にテキストを書き込んでいくという流れなのですが、マーメイドは基本的にテキストを入力していくだけなので、比較的スムーズにマインドマップを作成することができます。

マーメイド記法のデメリット

テキストだけでマインドマップを表現するため、細かいデザインにこだわるのは難しいという点です。

例えば、四角の細かい位置やサイズ、色など、MiroやFigmaなどであれば直感的に微調整することができるのですが、マーメイド記法であれば、その書き方をちゃんと覚える必要があり、ソフトウェアエンジニアでない人にとっては難しく感じるかもしれません。

まとめ

チームなどの複数人で同じページを管理する場合は、より直感的な操作で編集できるMiroやFigJamなどの外部サービスを埋め込んだ方が良いと言える一方、個人利用で外部のサービスなどの管理コストを増やしたくないという方はマーメイド記法にチャレンジしてみると良さそうです。


本記事では、Notion上でマインドマップを作成する方法をいくつかご紹介しました。

Notionにはまだまだ私たちが知らない便利機能が数多くあるので、Notionをより有効活用するために調べてみてはいかがでしょうか。

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