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【Epomaker Shadow-Sレビュー】カスタマイズ可能なLCDスクリーン

キーボード

2024-08-10
【Epomaker Shadow-Sレビュー】カスタマイズ可能なLCDスクリーンのサムネイル

CONTENTS

  • Epomaker Shadow-Sの基本スペック
  • Epomaker Sea Salt Silent Switchを試してみた
  • キーボードらしくないポップなデザイン
  • 1.14インチスクリーンが想像力を引き立てる
  • VIAを使ってキー配列をカスタマイズ可能
  • Shadow-Sはこんな人におすすめ

Epomaker(エポメーカー)というキーボードブランドをご存知でしょうか。日本では家電量販店に並んでいるのを見たことはないですが、世界的に有名なメカニカルキーボードを専門とするブランドです。

ニューヨークタイムズでも「The 4 Best Compact Mechanical Keyboards for 2024」という記事の中で紹介され、メカニカルキーボード界隈で一定の評価を得ているブランドとなります。

今回、Shadow-Sというモデルをご提供いただいたので、その使用感やデザインの詳細をレビューしていきます。

Epomaker Shadow-Sの基本スペック

Epomaker Shadow-Sの商品画像

Epomaker Shadow-S

🎉

AliExpressからも購入可能です。

価格(2024年5月時点)

¥17,610

製品名

EPOMAKER Shadow-S

レイアウト

80%レイアウト

接続方法

ワイヤレス・有線接続 両方対応

バッテリー

4000mAh

重さ

約1200g

大きさ

368 x 143 x 65mm

対応OS

Win / macOS / Linux / Android / iOS

端子

Type-C

Shadow-Sは、前モデルであるShadow-Xの後継機という位置付けで、後半で詳しくご紹介しますが、”VIAプログラマブル” になっている点などいくつかの進化を遂げています。

80%レイアウトかつ1200gの重さになっているため、持ち運びできるキーボードというよりは自宅やオフィス専用のキーボードという使い方になるでしょう。

Shadow-S 正面
Shadow-S 側面

他のキーボードブランドのデザインとは一線を画すユニークなデザインになっているので、オフィスで使っていれば一度は同僚の目を引く魅力的なキーボードと言えるでしょう。

Epomaker Sea Salt Silent Switchを試してみた

Shadow-Sでは以下の4つの軸を選択できます。それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

特徴

音量

用途

Flamingo

高速反応、軽い押し心地

ゲーミング、タイピング

Muran

滑らかな打鍵感、リニアタイプ

デイリーユース、プログラミング

Westeria

明確なフィードバック、タクタイルタイプ

タイピング、執筆

Sea Salt Silent

静音設計、サイレントリニアタイプ

オフィス、静かな環境での使用

過去にはTH80-XでFlamingo軸を試しているので気になる方はこちらの記事からご覧ください。実際の打鍵を記録した動画も掲載しています。

【Epomaker TH80-Xレビュー】スクリーン内蔵のユニークなキーボード | Prefetch(プリフェッチ)

今回はより静音と言われているSea Salt Silent軸を試してみました。

タイピングしている様子をiPhoneで撮影してみましたが、Flamingo軸と比較するとかなり静音な印象です。動画は静かな部屋で撮影しているため、やや打鍵音が大きく聞こえているかもしれませんが、実際はその名の通りかなり静かでオフィスでのタイピングでも全く問題にならないレベルかと思います。

「カタカタ」というより「ポスポス」という音に近い、個人的に好みな打鍵音でした。

キーボードらしくないポップなデザイン

Shadow-Sは「White Brown」「Pink White」の2種類のカラーバリエーションが提供されているのですが、今回は「White Brown」を選んでみました。(少し色は違うものの任天堂のファミリーコンピューターを彷彿とさせるデザインです。)

Shadow-S カラーバリエーション
公式サイトより

キーキャップフォントもややボールドな施しになっており、このあたりも気に入っているポイントです。

Shadow-S キーキャップ

「Pink White」も非常に華やかでかわいいデザインになっているので、「ゲーマーじゃないけどこだわりのキーボードが欲しい」という女性の方にも手に取っていただきたいモデルです。

1.14インチスクリーンが想像力を引き立てる

キーボードの右上部分にはカスタマイズ可能なスクリーンが搭載されています。この部分は前モデルのShadow-Xのスクリーンが縦長の1.06インチだったので、少し大きくなっているかつ、横長になっており使いやすさが改善されています。

Shadow-S スクリーン

このスクリーンには、EpomakerのWebサイトからダウンロードできるEpomaker Image Custom Toolというソフトウェアをインストールすることで、好きな画像やGIFを設定することができます。残念なことにこのツールはWindows版しかないので、Mac版も近いうちにリリースされることを願います・・・

好きなキャラクターややる気を引き立てる名言など自分好みにカスタマイズできます。

VIAを使ってキー配列をカスタマイズ可能

VIAとは、主にカスタムメカニカルキーボードの設定およびカスタマイズを行うためのオープンソースのソフトウェアです。Shadow-Sはこのソフトウェアと互換性を持っているため、以下のようなことが実現できます。

  • 各キーの機能を自由に変更可能。例えば、Caps LockキーをCtrlキーに変えるなどの設定が可能です。
  • 1つのキーボードに対して複数のレイヤー(キーマッピングのセット)を設定でき、簡単に切り替えることができます。
  • マクロを設定することができ、ショートカットを一つのキーにまとめることができたり、定型文の入力を自動化したりすることができます。

VIAはシンプルなUIで初めて使う人でも簡単にキーボードをカスタマイズできるので、US配列が苦手な人でも自分好みに配列を調整できます。

VIA Webサイト

Shadow-Sはこんな人におすすめ

Shadow-Sは以下のような方におすすめなキーボードと言えるでしょう。

  • キーボード初心者でいわゆるHHKBのような高級キーボードには手を出せないが、それなりに品質の高いものをコスパよく購入したい方。
  • 見た目がオシャレなキーボードでデスク環境を自分好みにカスタマイズしたい方

Epomakerには他にもデフォルトでユニークなキーキャップがついたキーボードが数多く存在するので気になる方はぜひみてみてください。


本記事では「Epomaker Shadow-S」の使用感をご紹介をしました。

Shadow-S自体も素晴らしいキーボードですが、個人的にはSea Salt Silent 軸がかなり気に入ってしまいました。このセットで15,000円程度で購入できるのであれば、かなりお得だと思うので、ぜひ一度ご検討ください。

Epomaker Shadow-Sの商品画像

Epomaker Shadow-S

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