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キーボードレイアウトの種類を徹底解説!迷ったらこのレイアウトを買っておけ!

キーボード

2024-08-10
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CONTENTS

  • レイアウトごとのキーのあり/なし
  • 100%(フルサイズ)
  • 80%(テンキーレス)
  • 75%
  • 65%
  • 60%
  • 40%
  • コンパクトレイアウトのキーボードではどのようにキーを利用するのか?

キーボードを購入する際、レイアウトという項目で80%や65%という表記をみたことはないでしょうか?

これは、シンプルに言うとキーボードのサイズを表す指標になり、レイアウトごとに用意されているキーがことなるので、自分にとって使いやすいレイアウトを選ぶと良いでしょう。

レイアウトごとのキーのあり/なし

レイアウトごとのキーのあり/なしを表形式でまとめてみました。当たり前ですが、%が小さくなるに連れて用意されているキーの種類は減っていきます。

レイアウト

テンキー

特殊キー

方向キー

ファンクションキー

数字キー

100%

80%

×

75%

×

△(一部)

65%

×

△(一部)

×

60%

×

×

×

×

40%

×

△(一部)

×

×

×

あくまで一般的なレイアウトごとのキーであるため、製品ごとに異なる場合がある点のみご留意ください。またブランドによっては、上記のレイアウトに限らず、より細かい単位でレイアウトを定義しているものもあります。

特殊キーとは?

PgUp / PgDown / Home / End / Insert / Deleteなどのキーのことを指します。

100%(フルサイズ)

Keychron V6 Max
Keychron V6 Max

フルサイズの100%キーボードは、通常のデスクトップPCに使われる一般的なレイアウトです。テンキー、ファンクションキー、矢印キー、特殊キーがすべて揃っており、最も多機能です。

特に数字入力や高度な操作を頻繁に行うユーザーに適しています。サイズが大きい分、デスクスペースを多く占有しますが、その分快適な入力環境を提供します。

80%(テンキーレス)

Keychron V3 Max
Keychron V3 Max

テンキーレスの80%キーボードは、フルサイズからテンキーを省いたレイアウトです。テンキーレスを省略して「TKL」と表されることもあります。

テンキーが不要なユーザーにとっては、デスクスペースを節約しながらもほとんどの機能を利用できます。ゲームプレイヤーやプログラマーに人気があり、マウスの移動スペースを広く確保できるのが利点です。

過去レビュー記事では、Epomaker Shadow-Sがこのレイアウトに当たります。

【Epomaker Shadow-Sレビュー】カスタマイズ可能なLCDスクリーン

75%

Keychron V1 Max
Keychron V1 Max

75%レイアウトは、テンキーレスよりもさらにコンパクトで、キーの配置が密接しています。

テンキーはないものの、ファンクションキーや矢印キー、特殊キーの一部は保持されています。このため、機能性とコンパクトさのバランスが取れており、製品によっては持ち運びやすいものもあり、人気が高いと言えます。

また一般的なノートPCのキーボードレイアウトは、この75%が主流です。

過去レビュー記事では、Keychron K3 Maxがこのレイアウトに当たります。

【Keychron K3 Maxをレビュー】連れ歩きたいコンパクトなキーボード

65%

Keychron V2 Max
Keychron V2 Max

65%のキーボードは、矢印キーや一部の特殊キーを残しつつ、さらにコンパクトにしたレイアウトです。ファンクションキーが省かれており、ショートカットキーやレイヤー機能を駆使して使用します。コンパクトさが魅力で、デスクスペースを大幅に節約できるため、持ち運びにも便利です。

個人的には最も使いやすいと感じるサイズ感のキーボードです。

60%

Keychron V4 Max
Keychron V4 Max

60%レイアウトは、最もコンパクトな一般的キーボードの一つで、ファンクションキー、特殊キー、矢印キーがすべて省かれています。コンパクトなデザインは持ち運びやすさを追求しており、外出先での使用にも最適です。キーの数が少ないため、レイヤー機能を使って様々な操作を行います。

過去レビュー記事では、HHKBのHYBRID Type-Sがこのレイアウトに当たります。

【HHKB HYBRID Type-S レビュー】HHKB沼にハマった人の末路

40%

40%レイアウト
https://www.keyboard.university/100-courses/keyboard-sizes-layouts-gdeby より

40%レイアウトは、さらに小型化されたキーボードで、アルファベットキーといくつかの基本的な修飾キーのみが含まれています。非常にコンパクトで、特殊なキーはレイヤー機能を利用して入力します。ミニマリストや高度なカスタマイズを好むユーザーに向いていますが、一般的な使用にはやや慣れが必要であるため、一番最初にこのキーボードを選ぶのはハードルが高いと言えます。

また主要キーボードブランドは40%レイアウトの製品を提供していないので、定番製品がないのも玄人向けの理由の一つと言えます。

コンパクトレイアウトのキーボードではどのようにキーを利用するのか?

既述の通り、レイアウトが小さくなるに連れ、用意されているキーの種類は減っていきます。その中でどのようにタイピングをしていくのかが気になりますが、例を用いて紹介します。

例えば、HHKBのHYBRID Type-Sは60%キーで矢印キーが用意されていません。そのため、以下のような同時押しをしながら矢印キーを実現しています。

Fn + [ (角括弧)

Fn + / (スラッシュ)

Fn + ; (セミコロン)

Fn + ' (シングルクォーテーション)

これはいわゆるレイヤー機能と呼ばれ、Fnを押すことで、各キーが別の働きをするようになります。はじめは慣れないため難しいと感じるのですが、一度慣れると一般的な矢印キーよりホームポジションに近い状態で矢印キーとして使えるので「こっちの方が使いやすいじゃん」と思ってしまうほどです。


本記事では、キーボードのレイアウトについてご紹介しました。

キーボードレイアウトは持ち運び用か、家用か、家用であればデスクの広さはどれくらいかなど、そのキーボードの使い方によって選択すると良いと思います。

家・外兼用であれば65-75%くらいがちょうどいいサイズと言えるかもしれません。自分の好みにあったキーボードレイアウトを選んでみてください。