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【Epomaker TH80-Xレビュー】スクリーン内蔵のユニークなキーボード

キーボード

2024-08-10
【Epomaker TH80-Xレビュー】スクリーン内蔵のユニークなキーボードのサムネイル

CONTENTS

  • TH80-Xの基本スペック
  • Epomaker Flamingo軸を試してみた
  • ポップなデザインで作業環境が華やかに
  • 遊び心あふれるカスタムスクリーン

Epomaker(エポメーカー)というキーボードブランドをご存知でしょうか。日本では家電量販店に並んでいるのを見たことはないですが、世界的に有名なメカニカルキーボードを専門とするブランドです。

ニューヨークタイムズでも「The 4 Best Compact Mechanical Keyboards for 2024」という記事の中で紹介され、メカニカルキーボード界隈で一定の評価を得ているブランドとなります。

今回、TH80-Xというモデルをご提供いただいたので、その使用感やデザインの詳細をレビューしていきます。

TH80-Xの基本スペック

EPOMAKER メカニカルキーボード TH80-Xの商品画像

EPOMAKER メカニカルキーボード TH80-X

価格(2024年5月時点)

¥14,100

製品名

EPOMAKER TH80-X

レイアウト

75%レイアウト

接続方法

ワイヤレス・有線接続 両方対応

バッテリー

4000mAh

重さ

約1117g

大きさ

340 × 138 × 38mm

対応OS

Win / macOS / Linux / Android / iOS

端子

Type-C

このキーボードの特徴は何といっても内蔵された小型のLEDスクリーンです。記事後半で詳しく説明しますが、この部分に自由にお気に入りの画像やアニメーションを表示でき、より個性的なキーボードに仕上げることができます。

一方で75%レイアウトのキーボードにしては、比較的大きめ・重めのキーボードになるので、持ち運び用で使うというよりは、自宅で使用することに向いたキーボードと言えるでしょう。キーキャップも大きめサイズになっており、その分タイピングのしやすさに繋がっています。

Epomaker Flamingo軸を試してみた

TH80-Xでは以下の4つの軸を選択できます。

  • Gateron 黒軸
  • Gateron 黄軸
  • Epomaker Flamingo軸
  • Epomaker Wisteria軸

その中でも今回は「Epomaker Flamingo軸」を選んでみました。それぞれの軸の特徴は以下のようになります。

スイッチタイプ

特徴

音量

用途

Gateron 黒軸

リニアタイプ、重い抵抗感 (50g程度)

非常に静か

長時間のタイピングやゲームに適している

Gateron 黄軸

リニアタイプ、中程度の抵抗感 (50g前後)

静か

ゲームや速記に適しており、速い反応が求められる環境に最適

Epomaker Flamingo軸

リニアタイプ、工場出荷時に潤滑済み、非常に滑らかなキーストローク

非常に静か

タイピングやゲームに適しており、連続使用に疲れにくい

Epomaker Wisteria軸

タクタイルタイプ、押し下げ途中で明確なバンプがある

比較的静かだが音がある

タイピング精度を重視する作業に適している

一般的にリニアタイプはキーを押した際、段差感を感じることがなく、滑らかに押し下げができる一方、タクタイルタイプは段差があり、比較的打鍵音も大きめになっています。

個人的にはリニアタイプが好みかつ、Epomakerのキーボードは初めて使用するので、キースイッチもEpomakerのものを試してみようということで、Flamingo軸に決めました。

タイピングしている様子をiPhoneで撮影してみましたが、キースロトークは確かにかなり滑らかな一方、打鍵音としては少し大きめなのかなという印象です。

「ポスポス」というよりは、しっかり「カタカタ」というイメージですね。記事冒頭でも書いた通り、オフィス使いというよりは自宅使いに向いていそうです。

特にアルファベットキーの間に挟まるスペースキーの低音がクセになりそうな使用感です。

ポップなデザインで作業環境が華やかに

TH80-Xは以下の2種類のカラーから選ぶことができます。

  1. Grey Green
  2. Mint Green

Gray Greenは、白とグレーを基調とした配色に、淡いグリーンがアクセントカラーとなっており、Mint Greenは、淡いグリーンを基調とした配色に、淡いピンクがアクセントカラーとして差し込まれています。

(左)Grey Green (右)Mint Green

見てわかるように、ゴリゴリのゲーミングキーボードというよりは、女性人気もありそうな柔らかい印象になっています。一般的なシャープなエッジのデザインとは一線を画し、親しみやすさと手に馴染む心地よさを提供しているような感じがします。

キーキャップのフォントも丸みを帯びたデザインになっており、視認性にも優れているため、長時間の作業でも目が疲れにくい設計になっています。

遊び心あふれるカスタムスクリーン

それでは、このキーボードの最も特徴的な部分であるカスタムスクリーンについて説明していきます。

このスクリーンにはデフォルトでは現在時刻が表示されているのですが、「EPOMAKER DRIVER」という専用のドライバーアプリを使うことで自分の好きな画像やアニメーション(GIF画像)を表示することができます。(この設定は有線接続が必要なので注意)

設定も非常にシンプルで、PCから画像をアップロードし、キーボードに反映させるだけ。ドライバーアプリにキーボードを認識してもらうのに少し手間取ったのですが、それ以降は特につまずくことなくスクリーンのカスタマイズができました。

スクリーンはいい感じに解像度が低いので、ドット絵とか表示するとオシャレかもしれません。


本記事では「Epomaker TH80-X」の使用感をご紹介をしました。

¥15,000円以下の価格でこのクオリティのキーボードが購入できるのはかなり良い買い物だと思いました。初心者にも中級者にもオススメできるコスパの良いキーボードになっていると思います。

「このキーボード良いかも」と思った方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

EPOMAKER メカニカルキーボード TH80-Xの商品画像

EPOMAKER メカニカルキーボード TH80-X